説明
コウコウサスライハ/原作:滝沢解・芳谷圭児 週刊少年サンデー連載。脚本:熊谷勲・森崎東。監督:森崎東。森田健作主演の青春物。モリケン演じる少年院出身の主人公が、編入した高校での教育方針に反発し、東大安田講堂のような闘争を繰り広げる物語。この森田に賛同する同級生を演じるのが山本紀彦、武原英子。当時、山本は27歳で武原は24歳。20代が高校生を演じるのが普通な時代なので、学ラン、セーラー服姿なら高校生に見えたかも。山本は問題児の役だが、どうしても気のいい兄ちゃん。ちなみに「のりひこ」ではなく「としひこ」である。武原は年相応にしか見えなくて、先生役のイメージが強い。やはり翌71年の「おれは男だ」や「高校生ブルース」で、武原は先生役をやっているからだろう。ちなみに、武原は「新スター」とクレジットされている。他に武原の妹役が吉沢京子、父親役が神田隆、校長が内田朝雄、教頭が佐野浅夫、佐藤友美、山本麟一、三谷昇、佐藤蛾次郎、根岸一正、島津元、ケン・サンダースそして笠智衆。笠は少年院の教官役で当時の松竹映画としては配役に厚み。1970年12月16日~29日豊橋松竹、併映吉永小百合「青春大全集」。1971年1月27日~2月2日松竹シネマ、併映「そっとしといて16才」。【サイズ:B2】【年代:1970年】