藤山直美/佐藤浩市、豊川悦司、大楠道代、國村準、渡辺美佐子、牧瀬里穂、早乙女愛、中村勘九郎、岸部一徳

説明

カオ/原作:宇野イサム。脚本・監督:阪本順治。音楽:COBA。坂本順治監督が喜劇女優・藤山直美主演で描く異色の犯罪サスペンスドラマ。暗い話を喜劇調で描く。吉村正子は、クリーニング店を営む母親(渡辺美佐子)を手伝う冴えない40過ぎの女性。家にとじこもりっきりで、恋人はおろか友人さえもいない。そんなある日、母親が急死。通夜の晩、ホステスをしている妹(牧瀬里穂)が正子に向かってきつい言葉をぶつける。カッとなった正子は妹を殺してしまう。我に返った正子はその場から逃げ出す。そして、初めて外の世界へ出た正子の逃亡生活が始まる。飛び出した外の世界を転々としながら、さまざまな人たちとの出会いによって人の温かみと生きる意欲を見出していく。突然の大地震も手伝って逃亡に成功した正子は、離れて暮らす父親の行方を探してやって来た大阪を経て、やがて別府へ流れ着く。そこで、親切な中年女性・律子(大楠道代)に拾われた彼女は、律子の店でホステスとして働くことになるが、その仕事はそれまで内向的だった彼女の内面を変えていった。いつしか生きる意欲を見出すようになった正子は、池田(佐藤浩市)という男にも秘かな想いを寄せるようになる。だが、律子の弟でヤクザ者の洋行(豊川悦司)が殺され、店に警察の捜査が入ったことから、彼女は再び逃亡生活を余儀なくされる。律子や池田に別れを告げ、小さな離島へ逃げる正子。暫くすると、そこへも警察の追っ手は迫ってきた。捕まってなるものかと必死に逃げようと海へ飛び込んだ正子は、やっと覚えた平泳ぎで泳ぎ出すラスト。第24回日本アカデミー賞監督賞の他映画賞独占でキネマ旬報ベストテン第1位。2000年8月12日公開、AMCホリデイスクエア18豊橋。【サイズ:B2ポスター】【年代:2000年】