面の皮をはげ

ジャン・ギャバン/マルティーヌ・キャロル、ジゼール・プレヴィル、アンリ・クレミュー

説明

ツラノカワヲハゲ/脚本:ポール・オリビエ。音楽:モーリス・イヴァン。監督:レイモン・ラミ。ジャン・ギャバン主演のサスペンスアクション。20年前「鏡」とあだ名され、地方に秘密結社をつくって地下運動をしていたリュサック(ジャン・ギャバン)は、現在パリの地中海汽船スタッフに納まっていた。彼は船主の未亡人ピユックの娘アンナを妻とし、昔、同僚からひきとったシャルル(ダニエル・ジェラン)を自分の子供として弁護士をさせていた。シャルルは彼を自分の父と信じこんでいた。ある時、リュリュ(マルティーヌ・キャロル)が賭博に負けリュサックの所へ泣きこんできたため、彼は静かにさとした。ある日、リュサックの愛人のレオが、昔リュサックの同僚だったシャルルの実父リュフォーが20年ぶりに出獄し、シャルルに逢いたがっていると彼に告げた。シャルルとジュリエットのはなやかな結婚式が教会で行われる。席上、秘密情報がリュサックに入った。商船アキム・パシャ号の船倉が爆発して、今朝から燃え続けている、と。商船の火事の記事が新聞に載ると同時に、リュサックの名前が明るみに。シャルルは初めて父の素性を知る。また自分がリュサックの実子でないことも知る。実父のリュフォーは、息子シャルルに逢わせてくれるよう頼んだが、彼は拒む。シャルルが弁護士になって結婚したこと、自分の妻が死んだことなどを知った。リュフォーは仲間を裏切ったリュサックをひどくなじり、ポケットにしのばせていた拳銃で撃ち殺す。墓地でリュサックの葬式が行われる最中、リュフォーと刑事たちの烈しい撃ち合いが起った。撃たれたリュフォーは、リュサックを埋葬するために掘られた穴の中へ、自ら落ちる。1952年製作だが公開は1963年。1963年6月1日~7日広小路スカラ座、併映「戦士の休息」。【サイズ:B2】【年代:1963年】