説明
クモノウエダンゴロウイチザ/原作:菊田一夫。監督:青柳信雄。1960年大ヒットの舞台劇の映画化、どさ回りの旅役者一座が大阪大劇場での公演を夢見て奮闘する喜劇。真面目な演技が喜劇に早変わりする面白さ。続編も製作されたが舞台でのアドリブなどナマの笑いとスクリーンでの演出の違いは何とも言えず。見せ場といえばフランキー堺と森川信の勧進帳、ウエスタンで踊る場面で誤って安来節がかかり南利明・佐山俊二が泥鰌すくいをする場面、お富与三郎での八波むとし・三木のり平・由利徹の三人芝居など芸達者の切り替え芝居が面白い。座長に榎本健一、座員に三木のり平・森川信・八波むとし。劇作家で一座に役者として活躍するフランキー堺が主演的なイメージ。旅先の四国での興行主がアチャコ、女房が清川虹子、娘に水谷良恵、社員に茶川一郎。その他由利徹・南利明・佐山俊二。やくざに藤木悠。医者に藤田まこと、大阪の芸能会社社長が高島忠夫。1962年6月15日~26日豊橋東宝、併映 森繁久彌「社長洋行記」。続編の「続雲の上団五郎一座」は1963年7月28日~8月13日豊橋東宝、併映「独立機関銃隊未だ射撃中」。【サイズ:B2地方版&スチール写真】