説明
サビタホノオ/原作:小林久三。脚本:小林久三、猪又憲吾。音楽:武満徹。監督:貞永方久。平幹二朗主演、血友病患者である子供の誘拐事件をサスペンスタッチで描く。四月十三日未明、東京世田谷種村総合病院から五歳の血友病患者、丸山和也が何者かによって誘拐された。警視庁遠丸警部(平幹二朗)は、種村家へ急行。種村家では、犯人からの連絡を院長の誠一郎(丹波哲郎)、息子夫婦の光晴、登志子(梶芽衣子)、そして誘拐された子供の両親、丸山正己と雅子(二宮さよ子)が待っていた。犯人からは、責任は病院長にあり、院長は三千六百万円をお手伝いの比佐子(原田三枝子)に指定場所までとどけさせろというもの。病院長の誠一郎は犯人の要求に対して、子供は自分の子ではないと言って拒否。遠丸は調べを進めるうちに、種村家の複雑な家族関係を知る。誘拐された子供は実は、光晴と雅子の間にできた子供であった。遠丸は犯人を内部の人間と推理。約束の時間と場所に比佐子が行く。折からのラッシュ時の地下鉄を利用した犯人。必死に見張る遠丸達だったが、犯人にしてやられてしまう。その夜。一台のタクシーが種村家の前に停車。中には和也がいた。上野毛署に近くのアパートに不審な男がいるとの通報。遠丸らがかけつけて見ると、男は死んでいた。この男は、医大に合格しながら、入学金三千六百万円が払えないために、入学を諦めたのである。誘拐犯の一人に違いない。その夜、遠丸は渋谷署の北原刑事からの連絡を受けとる。そして渋谷西急ホテルで起きた殺人事件の有力容疑者は、シャム猫を鳥カゴに入れてもち歩く女らしいと言うもの。登志子がシャム猫を持ち歩くからだ。登志子には完璧なアリバイがあった。誘拐事件と西急ホテル殺人事件は関連があると遠丸は睨む。種村家を徹底的に捜査した結果、誠一郎を恨む雅子。雅子の背後にはお手伝いの比佐子。通丸は比佐子を洗った結果、比佐子の恋人は急性腸閉塞を起し、病院のたらい回しという目にあい死亡。西急ホテルに残っていた犯人の指紋が比佐子と一致。遠丸は、比佐子の逮捕状を申請する。公開時に田宮二郎のアクション「イエロードッグ」と併映だったが記録的な不入りで1週間公開してからカンフー映画を追加して何とも言えない3本立て公開、それでも2週間で打ち切り。そのあと繋ぎ番組として「影の車」「ゼロの焦点」「眼の壁」の3本立てを組んで次番組までとした。1977年2月26日~3月11日豊橋松竹、併映「イエロードッグ」「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」。【サイズ:B2ポスター2種類&新聞広告】【年代:1977年】






