銭形平次捕物控 人肌蜘蛛

長谷川一夫/山本富士子、市川雷蔵、黒川弥太郎、近藤美恵子、入江たか子、堺駿二、阿井三千子、中村玉緒、夏目俊二、東野英治郎、沢村宗之助、大邦一公、原聖四郎、南條新太郎、

説明

ゼニガタヘイジトリモノヒカエ ヒトハダグモ/原作:野村胡堂。製作:永田雅一。脚本:小国英雄。音楽:斎藤一郎。殺陣:宮内昌平。監督:森一生。長谷川一夫主演の銭形平次シリーズの第9作。江戸大火で大儲けした材木問屋の上総屋(沢村宗之助)と米問屋尾張屋(東野英治郎)一味にはめられて佃島に送られた男(夏目俊二)が3年振りに脱獄して江戸へ戻る。弟の新二郎(市川雷蔵)が兄を探して江戸へ来る頃から背中に蜘蛛と錦絵の刺青をした男の連続殺人事件が発生し、銭形平次が命を賭けて神田祭りを背景に謎を解く大捕物。シリーズ初のカラー作品として1956年のお盆映画。キャッチコピー「天然色でないと解けない錦絵の秘密、神田祭りを血で染める復讐鬼に挑む平次」。悪の親玉に東野英治郎と元材木奉行に大邦一公。題名の人肌蜘蛛の刺青は雷蔵の背中にあるオチ。女目明かし石原のお品が山本富士子、女房お静に阿井三千子、八五郎に堺駿二、与力笹野新三郎が黒川弥太郎、大女優で戦後化け猫女優として人気が出た入江たか子が儲け組の板倉屋の女主人として殺される役で時代の流れ。大映のドル箱番組である銭形平次シリーズは18本製作されて正月やお盆映画として公開されたが、この作品はまだまだ長谷川人気がある頃で1960年代には勝新・雷蔵人気でエーズの座を譲る。1956年8月22日~9月4日丸物会館、併映「スタジオは大騒ぎ」、8月29日~「弥次喜多道中」。1957年4月6日~10日千歳劇場、併映「夕焼け雲」。【サイズ:丸物チラシ2種&不二タイムス広告&時代映画広告】【年代:1956年】