赤穂城

片岡千恵蔵/山田五十鈴、木暮実千代、月形龍之介、大友柳太朗、河津清三郎、薄田研二、沢村国太郎、富本民平(豊橋出身)、原健策、加賀邦男、沢村アキオ(長門裕之)、沢村正彦(津川雅彦)、清川荘司、山口勇、石黒達也、阿部九州男

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説明

アコウジョウ/原作:住吉山聲。製作総指揮:大川博。製作:マキノ光雄・長橋秀憲。脚本:高岩肇。音楽:深井史郎。監督:萩原遼。助監督:若林栄二郎・井沢雅彦・大岩大介。戦後初の忠臣蔵本流作品として2部作として公開された。この作品では浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷に及ぶ背景と事件の第1報を早駕籠で赤穂に到着までを描く。81分。コピー「東映超弩級娯楽篇。時代劇の覇者東映が精魂を傾けて放つ超弩級豪華篇」。大きな特徴として戦前型忠臣蔵映画のパターンとして主演俳優の二役を演じる歌舞伎調スタイルであり、片岡千恵蔵が浅野内匠頭と大石内蔵助の二役を演じる。当然主要キャストも多くもうひとりの御大である市川右太衛門を除く1952年当時のオールスター出演。1951年発足したばかりの東映が1年後に本格的な忠臣蔵映画を製作したことが大きい。千恵蔵は戦前から浅野内匠頭を何度か演じており今作が5本目、一方で大石役は初の挑戦。以降の東映忠臣蔵では1959年から1963年まで4本に大石役者として出演するのは周知の通り。吉良上野介に薄田研二、片岡源五右衛門に月形龍之介が扮して山田五十鈴と木暮実千代が特別出演。1952年当時の公開リストだと東映は製作体制はまだ1本興行であり、豊橋では萱町の第一映画劇場での上映、併映作品は洋画との2本立てが多かった。1952年4月24日~30日第一映画劇場、併映 洋画西部劇「彼女は二挺拳銃」。因みに続編「続赤穂城」は1952年6月5日~11日豊橋第一劇場で公開、併映洋画「海の無法者」。【サイズ:シナリオ表紙&中面2種】【年代:1952年】