説明
ケットウ/脚本:池上金男・舛田利雄。音楽:伊部晴美。助監督:小沢啓一。殺陣:高瀬将敏。監督:舛田利雄。主題歌:クラウンレコード小林旭「落日」。「対決」に続く英樹・旭コンビの日活任侠映画。福吉一家(河村弘二)のやくざの足を洗い堅気の船大工になった高橋英樹。福吉とあくどい山辰一家(安部徹)の喧嘩に旭と共に殴り込んで安部を追い詰めて街を出る約束を取り付ける。あくどい山辰一家は夜討ちを掛けて、福吉一家に殴り込み親分以下子分衆を殺された上に、恋人の親分の娘まさえ(松尾嘉代)まで凌辱される。高橋英樹が3年振りに戻ると山辰一家の縄張りとなっていて松尾嘉代はカフェの女将となって山辰の囲い者。松尾嘉代は清純娘から姐御肌まで見せて山辰一家に殺される。英樹は悪ボス山辰一家(安部徹と息子4兄弟 青木義朗・小高雄二・郷瑛治・市川好郎)に報復する為に争うが多勢に無勢で捕まりリンチになり、船のマストに吊るされて殺される。小林旭は金に目がない一匹狼満州常に扮して英樹を助けて大暴れ。身のこなしが軽くスタントは自ら行う何気ないアクションが秀逸。特に英樹を助ける為に船のマストからロープで渡る場面なんかは他の俳優では出来ない。英樹との硬軟コンビは日活のシンボルとなっている。北林早苗は船大工棟梁の娘で英樹に惚れる役どころで劇中の音楽はマカロニウエスタン調。1967年12月2日〜11日千歳日活、併映 渡哲也「東京市街戦」。1968年2月14日〜20日松竹シネマ、併映「座頭市牢破り」。【サイズ:B2】【年代:1967】