草間の半次郎 霧の中の渡り鳥

大川橋蔵/月形龍之介、坂東好太郎、進藤英太郎、伏見扇太郎、原健策、田中春男、須賀不二男、岸井明、清川荘司、沢村宗之助、山田五十鈴、大川恵子、喜多川千鶴、香川良介、堀正夫、岡譲司、天草四郎、時田一男、松浦築枝、水野浩、波多野博、団徳麿、汐路章、月形哲之介

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説明

クサマノハンジロウ キリノナカノワタリドリ/脚本比佐芳武。監督内出好吉。草間の半次郎シリーズ最終篇。大利根舞台に笹川・飯岡が絡んだ義理と人情、生みの母親山田五十鈴との再会もあり「泣きとうござんす」のセリフと共に三波春夫の主題歌が流れる「瞼の母」の巻。ラストは母親と判っても凶状持ち故に旅に出て海辺を行く半次郎。笹川繁蔵が坂東、平手に須賀を配役したが霧がでるのは前半だけで後半は半次郎の故郷で網元の縄張りを狙う悪ボスに対して浪人月形龍之介が橋蔵を助けて悪ボス進藤英太郎・香川良介に対峙する。月形がいい役で山田との共演を楽しんでいる雰囲気。物語半ばで橋蔵に山田が母親と判らせて、橋蔵が去ってから山田が息子と気づく構成となっていて適度なホロリとチャンバラなので二枚目橋蔵の人気が伺える。1960年5月29日〜6月6日銀座東映、併映「俺たちの真昼」。1960年12月30日〜1961年1月2日南東映、併映「次郎長血笑記殴り込み荒神山」。1961年1月15日〜20日銀座東映、併映「若桜千両槍」【サイズ:B2】【年代:1960】