説明
ワカオヤブン/原案紙屋五平。脚本:高岩肇、浅井昭三郎。監督:池広一夫。海軍士官南条武は父親が闇討ちに遭い殺された為に南条組二代目を継いで仇討ちをするが黒幕がいた事がわかり対決する。時代劇風の任侠映画として雷蔵の新シリーズとしてスタート。市川雷蔵演じる若親分が高い評価を得てシリーズ化され、本作を含めて合計8作品。明治末期、南条組の親分が闇討ちに遭い殺害。葬儀に海軍の軍服姿で現れた一人息子の武は、やくざの世界に身を投じるのも男の生き方と、二代目を襲名して組を継ぐことにする。父殺しの犯人が滝沢組の関係者であると聞いた武は、滝沢組長の右手首を斬り落とした。しかし父の殺害現場で襲われた武は、本当の犯人が太田黒組の親分伊蔵だったことを知る。相手役には雷蔵ファンという朝丘雪路が料亭“花菱”の若女将に扮して雷蔵と初めて顔を合せるほか、芸者千代梅に藤村志保、千代梅の恋人で学校の先生に山下洵一郎、雷蔵と敵対する新興ヤクザの親分伊蔵に佐藤慶が扮するほか、成田三樹夫、山田吾一、桜京美。又三波春夫が「雲右エ門とその妻」(1962年)以来、二度目の雲右エ門役に扮して初めて雷蔵と顔を合わせ、得意のナニワ節を披露する。1965年4月3日〜16日豊橋大映、併映「兵隊やくざ」。1965年5月26日〜6月1日銀座東映、併映「忍法忠臣蔵」。1965年9月1日〜3日南東映、併映「警視庁物語行方不明」【サイズ:B2】【年代:1965】