花札賭博 猪の鹿三番勝負

野川 由美子/梅宮辰夫、伴淳三郎、宮園純子、橘ますみ、谷隼人、小池朝雄、遠藤辰雄、高宮敬二、田武謙三、大泉滉、由利徹、ピーター、鹿内タカシ、三条泰子、浦部粂子、河合紘司、宮内洋

説明

ハナフダトバク イノノシカサンバンショウブ/脚本:成沢昌茂。音楽:津島利章。技闘:日尾孝司。監督:鷹森立一。日活から東映に移籍した野川由美子主演に宮園純子がライバル役で出演した現代女侠物。大映の江波杏子主演「女賭博師」シリーズに対抗する新機軸。藤純子の「緋牡丹博徒」が大当たりして次の鉱脈を意識したかのような作品。揚羽のお千加こと逸見千加(野川由美子)は、一匹狼の博徒樫村新介(梅宮辰夫)に花札をしこまれた女博徒、クラブ「千加」の雇われマダム。店には四人のホステスがいたが、早苗(三条泰子)は娘を千加に預けて今はいない。熱海の暴力団矢田部興業への借金から熱海で体を売っているとのこと。千加は矢田部(小池朝雄)に早苗を帰すよう懇願、彼はホステス三人と早苗の体を賭けて勝負を持ちかけた。元仕事師の寅市(伴淳三郎)はこの勝負を知り勝目がないと忠告。だが、勝負に臨んだ千加は新介の手助けを得て、早苗を取り戻す。矢田部の妹昌代(宮園純子)は新介を見届人として再度の勝負を挑む。昌代は矢田部興業に草鞋を脱いでいる新介に思いを寄せていた。改めての勝負は昌代の勝ち、いかさまを見抜いた寅市の証言で新介は引分けとした。クラブ「千加」の持主・阿久島(田武謙三)は、肌をまかせない千加を自分の女にしたいと思っていた。そんな彼に新介は邪魔な存在だった。高利貸の阿久島は新介と千加を対決させるよう命じた。そこへ暴れ込んだ寅市は矢田部に殴り殺された。その寅市こそ行方知れずになっていた千加の父。千加は自殺した早苗と寅市の恨みを胸に、「千加」を賭けた三度目の勝負に臨む。矢田部を見届人とした新介との勝負に千加は敗けた。次の瞬間、昌代がいかさまを主張。怒った矢田部は湖畔に新介を呼び出し、殺そうとした戦いで逆に返り討ちで死んだ。新介は自首し千加は寅市の遺骨を抱いて北海道へ旅立つ。高宮敬二は小池の代貸。艶やかな野川に対して宮園純子は前年1969年に「妖艶毒婦伝」シリーズで清純派から脱皮して悪女的な魅力を増しての登場で野川と張り合う役どころでファッション性豊かでラストは味方になる。1970年2月11日〜19日豊橋東映、併映「いれずみ突撃隊」リバイバル。【サイズ:B2】【年代:1970】