脱獄広島殺人囚

松方弘樹/若山富三郎、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、伊吹吾郎、金子信雄、西村晃、大谷直子、名和宏、曽根晴美、八名信夫、汐路章、神山繁、楠本健二、遠藤辰雄、室田日出男、志賀勝、小松方正

説明

ダツゴクヒロシマサツジンシュウ/原案:美能幸三。脚本:野上龍雄。技斗:三好郁夫。監督:中島貞夫。松方弘樹がブレイクした「仁義なき戦い」シリーズに続くヒットシリーズ第1作。殺人罪で“日本最長有期刑”41年7ケ月の刑に服する実在の人物を徹底取材、想像を絶する刑務所内での生活実態、あくなき自由への渇望から7回に及ぶ脱獄をセンセーショナルに描いた実録路線大作。 松方弘樹が日本最長有期刑の囚人に扮し、何度投獄されても脱獄を繰り返す不屈の闘争心と生命力で逞しく生き抜く男の姿を好演。共演は若山富三郎、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、大谷直子ら豪華演技陣が顔を揃えている。監督は「893愚連隊」で松方とタッグを組んだ中島貞夫。 本作のヒットを受けて、後に「暴動島根刑務所」「強盗放火殺人囚」が製作されて「脱獄」人気シリーズとなる。 昭和22年、神戸。植田正之(松方弘樹)は、仲間の田上(渡瀬恒彦)とともにモルヒネをさばこうとして、闇屋の男と争いになり、闇屋とその愛人を射殺してしまう。逮捕された植田は、懲役20年の刑を言い渡され、広島刑務所に収監されることに。懲罰房の便所から穴を掘り、脱獄に成功した植田は、神戸に舞い戻り、張り込み中の刑事の監視の目を逃れて、愛妻の昌代と待望の再会を果たす。その後、植田は、逮捕されてはまた脱獄することを何度も繰り返す。看守を騙す手口や警官との追っかけが詳細かつテンポよく描かれ、スラップスティック的な爽快さに満ちている。1974年12月7日~20日豊橋東映、併映「危機一発」。1975年12月13日~26日豊橋東映、併映「強盗放火殺人囚」「暴動島根刑務所」。【サイズ:B2&スチール写真】【年代:1974年】