説明
アバシリバンガイチ コウヤノタイケツ/脚本・監督:石井輝男。音楽:八木正生。助監督:野田幸男。主題歌テイチクレコード高倉健「網走番外地」。大ヒットシリーズ第5作は完全な西部劇で1966年GW公開。このシリーズは東映稼ぎ頭となり盆・正月番組の定番となる。今回の悪役は北海道馬相場を牛耳る企ての河津清三郎・細川俊夫・関山耕司で健さんが囚人仲間の鬼寅アラカンこと嵐寛寿郎・待田京介・由利徹に田崎潤と谷隼人が殴り込む。河津は大原麗子の牧場の馬を毒殺したり、網走帰りの杉浦直樹が河津清三郎に20年前に両親を殺された仇を討つ為に関わる。高倉健は「日本侠客伝」「昭和残侠伝」「網走番外地」の3つのシリーズを持ち、どれもが大ヒットする文字通り東映のエースとなる。今回も最初の15分~20分までは網走刑務所内のエピソードが続いて山本隣一が看守となって囚人の相手となる。三原葉子や嵐寛寿郎が儲け役。1966年度邦画興行ベストテンに「網走番外地」シリーズが3本、クレージーに若大将が人気絶頂期に健さんがヒットメーカー。公開としては併映「兄弟仁義」もヒットし「番外地」「兄弟仁義」セット公開がしばらく続く。1966年4月23日〜5月2日豊橋東映、併映「兄弟仁義」。1966年7月14日〜18日銀座東映、併映「若親分乗り込む」。1974年5月22日〜31日豊橋東映、併映「昭和残侠伝死んで貰います」リバイバル「赤い手錠」。【サイズ:B2 74R】【年代:1966】