秦始皇帝

勝新太郎/長谷川一夫、市川雷蔵、宇津井健、山本富士子、若尾文子、山田五十鈴、本郷功次郎、川崎敬三、川口浩、大瀬康一、根上淳、高松英郎、中村玉緒、弓恵子、叶順子、浜田ゆう子、滝花久子、中村雁治郎、河津清三郎、宮口精二、東野英治郎、見明凡太郎、石黒達也、佐々木孝丸

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説明

シンシコウテイ/製作:永田雅一。脚本:八尋不二。音楽:伊福部昭。特撮:中村大十郎。監督:田中重雄。大映創立20周年記念映画として「釈迦」に次ぐ70ミリ大作第2作。当時の大映オールスターと台湾協力でのスぺタクル史劇。200分。主演の始皇帝に勝新太郎。当時は勝新太郎が「座頭市」「悪名」がヒットして二枚目から脱却しての面構えで堂々たる主演。市川雷蔵、長谷川一夫、山本富士子、京マチ子、若尾文子など。台湾の国府軍をエキストラとして動員した戦闘シーンや、大規模なオープンセットが話題を呼んだ。70ミリ・スーパーテクニラマの第二弾。中国の戦国時代。疲弊する農民を見かねて立ち上がった一人の王族、秦王勝新太郎は、秦を建国し自らを始皇と称した。独裁国家だったが大臣たちの不正や公共事業のために費やされる莫大な労力のおかげで民衆の心は次第に始皇帝から離反。幼少の頃の人質生活がトラウマになり、封建制度の急激な改革を断行、これがひいて旧友の王族、太子丹・宇津井健の怨みを買う。最愛の妻、朱貴児・山本富士子が北方蛮族に殺されたのを深く悲しみ、万里の長城を血眼になって建設し、結局このあたりが決定的なダメージになって秦は滅びる。宇津井健も市川雷蔵をヒットマンとして派遣するほどの執念で始皇帝の命を狙いつづけ、最後は捨て身の特攻で返り討ち。しかも大流血で高笑い。始皇帝が慕う老兵・東野英治郎、老兵の倅で最後まで始皇帝に従った若者が本郷功次郎、始皇帝の生母・山田五十鈴、実父・河津清三郎、占い師・中村雁治郎、雷蔵の妻・中村玉緒、リベラル派の学者、于越・御大長谷川一夫などが始皇帝に弾圧されて生き埋めにされる。この映画の最大の見せ場は、大ロケーションのバトルシーンもさることながら若い学生・川崎敬三の友人、国禁書を持っていた罪で長城建設にかり出され人柱にされた川口浩の新妻・若尾文子。死んだ亭主のお骨と再会するために六角堂をビシバシ叩くと、長城が瓦解し大地が真っ二つに裂ける場面。変わり果てた亭主の骨に自分の血を注ぐ若尾文子が凄い。1960年代最大の大作とも言え製作費は5億円とか、興収は製作費を回収出来ずにベストテン外で推定1億円台。これだけの大作なのに豊橋では1週間興行。1963年2月10日~18日丸物会館、併映「プロレス国際リーグ戦」。【サイズ:B5時代映画広告&日本映画ポスター集】【年代:1963年】