砂漠は生きている

ドキュメンタリー。日本語版ナレーション:NHK今福祝

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説明

サバクハイキテイル/製作総指揮:ウォルト・ディズニー。台詞:ジェームズ・アルガ―、ウインストン・ヒプラー、テッド・シアーズ。音楽:ポール・スミス。監督:ジェームズ・アルガ―。ディズニーが総力を挙げて製作の「自然の冒険」シリーズとして発表した長編ドキュメンタリー映画の第1作。1954年第26回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞・第7回カンヌ映画祭国際賞受賞。炎熱と砂だけの砂漠には、何一つ生命を持ったものが存在しないように見える。だが、砂漠はたえず自然の営みを続けているし、何百の動物植物が生活しているのだ。サボテンは砂漠の厳しい環境に順応するため葉を棘に変えており、鳥はその棘を巣の周囲において外敵を防ぐ。水の極度に乏しい砂漠では、動物たちは長い間水無しの生活に耐えていかねばならない。亀は体内に水を貯える。亀同士の闘争は大いに騎士的。トカゲ、タランテュラ、コーティ・マンディ、ヒキガエル、禿タカ、イノシシ、山ネコ、ガラガラヘビ、ポケットネズミ、赤尾ダカ、コウモリ、フクロウ、ツチリス、ミチバシリ、大トカゲのジラ・モンスター、スカンク、ジガバチ、その他いろいろな動物がエピソードを形づくりながら登場する。砂漠に雨の降るときは、地軸も流す豪雨である。大河や大瀑布がたちまち出来上る。だがこの流れもやがて砂漠の広さに吸われて亀裂を残すだけである。映画は、濃艶なサボテンの開花を微速度撮影で捉え、砂漠の落日を望んで終わる。1955年1月14日公開だが豊橋市では1955年~1963年まで未公開、1964年にリバイバル公開。1964年8月1日~14日松竹ロキシー、併映「白馬奪回作戦」。【サイズ:B2リバイバルポスター】【年代:1955年】