真実の行方

リチャード・ギア/エドワード・ノートン、ジョン・マホニ―、フランシス・マクド―マント

説明

シンジツノユクエ/原作:ウィリアム・ディール。音楽:ジェムームズ・ニュートン・ハワード。監督:グレゴリー・ホプリット。リチャード・ギヤ主演の法廷サスペンス。二転三転するプロット、憎々しいリチャード・ギア、緊迫する法廷、すべてが一級品のサスペンス。圧巻は、ゴールデン・グローブ助演男優賞をはじめ数々の賞に輝いたアーロン役のエドワード・ノートン。彼の笑顔の下に隠された不気味な演技が作品の面白さを決定づけている。ラスト、名声に背を向けるギアの表情も実に良い。大司教惨殺事件で逮捕されたのは、彼の侍者のアーロンという青年だった。売名家と呼ばれている弁護士マーティンは、事件の話題性から無償での弁護を申し出た。あどけないアーロンの表情を使ったマーティンの作戦も、明らかにされていく宅地開発に絡む大司教への恨みや“悪魔払い”の名のもとにビデオに収められた醜聞も、元恋人の検事ジャネットによって次々と提出される物的証拠の前にはなす術が無かった。そんな時、アーロンの精神分析を担当したアーリントン女医がつかんだ事実。再度ベイルと対峙したアーロンは、多重人格を偽っていたことを明かす。吃音がなくなった彼は、ラシュマン大司教や恋人のリンダを殺したことを自慢する。ベイルが”ロイ”はいなかったのかと尋ねると、ロイは「”アーロン”がいなかった」と答える。茫然自失となったベイルは、独房からロイに嘲笑されながら、裁判所を後にする。第69回アカデミー賞助演男優賞ノミネート。1996年11月2日公開 豊橋ピカデリー。【サイズ:B2ポスター】【年代:1996年】