百両三度笠

若山富三郎/山田五十鈴、森繁久弥、桂木洋子、三井弘次、滝花久子、阿部九州男、丹波哲郎、伊沢一郎、鳥羽陽之助

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説明

ヒャクリョウサンドガサ/長谷川伸原作「瞼の母」原作。脚本 三村伸太郎。監督中川信夫。1955年新東宝で「番場の忠太郎」として公開された作品のリバイバルで「百両三度笠」に改題公開。新東宝では新作製作と番組供給ペースに合わせるのに改題して二本立てや三本立てに充当する事を繰り返す。観客は欺されるしポスターには小さく「番場の忠太郎」よりと印される。飯岡助五郎の子分に追われる番場の忠太郎(若山富三郎)は子どもの頃生き別れた母親を探して旅をしている。兄弟分の半次の実家を訪れて半次の母親に対して最初の母親感を抱く。そして森繁久彌扮する役人青木が忠太郎に同情し母親に会ったら堅気になるように薦めるエピソードが加わってから、山田五十鈴扮する実母と面会する。しかし嫁に行く妹のためにもヤクザな兄がいては困る状況から、母親は冷たく忠太郎をあしらう。忠太郎は母と別れ途中妹とすれ違うが、助五郎の追手に囲まれ「母はいるか?子はいるか?」と聞きながら追手を斬りまくる。そしてヤクザな自分がいない方が良くて、眼を閉じれば瞼の裏にはおっかさんの姿が浮かぶのだからと旅へ出る母恋い物語。「百両三度笠」のタイトルでは豊橋未公開、「番場の忠太郎」としての公開は1955年3月30日~4月5日豊橋国際劇場、併映「秋葉の火祭り」。1957年8月16日~18日豊橋国際劇場、併映「恋の応援団長」。【サイズ:B2地方版】【年代:1955】