白バラは死なず

レナ・シュトルツェ/ウルフ・ケスラー、オリヴァー・ジーベルト

説明

シロバラハシナズ/脚本・監督:ミヒャエル・ヘルホーファン。第二次大戦中に起こった“白バラ”と呼ばれる学生たちのビラまき反戦運動。その実話をモチーフに、戦争の意味を若者たちの目を通し訴えかけた社会派ドラマ。ナチス支配下のドイツの大学で密かに反戦運動を展開する数人の大学生たちの物語。主にヒロインのゾフィを中心に描く。狭い処刑室に合わせてコンパクトで斬新な設計とはいえギロチンが使われていた事も表現される。主人公は必ずしも「英雄」ではなく、当初は意気揚揚と都会の大学に入学してきた普通の少女だった。学内で密かな平和運動に関わる兄や友人たちに対しては、「リスクの割りに効果は無い、危険すぎる」と、極めて現実的な判断をする娘だった。処刑の直前、刑務官の女性が非常に同情的な表情でゾフィーを処刑台に俯せに寝かして両腕両足をベルトで縛っている場面が、印象的。後年の「白バラの祈り」と比較すると面白い。1985年11月公開だが、豊橋市では未公開。【サイズ:B2ポスター】【年代:1985年】