説明
オトコナミダノハモンジョウ／脚本村尾昭。殺陣上野隆三、音楽渡辺岳夫。監督山下耕作。大坂11人斬りの鶴田浩二が刑期を終えて出所すると弟分待田京介がテラ銭紛失の罪で九州へ逃亡。海音寺一家の嵐寛寿郎親分は渡世上で待田を破門して鶴田に捜索を命じる。実際は村井国夫が奪って九州へ逃亡して天津敏一家に隠れる、鶴田は九州へ渡る。九州の石山健二郎親分のところへ草鞋を脱いだが、石山親分は炭鉱ヤマをめぐり悪德ボス財前一家天津敏と争っていた。大木実は敵方天津敏の客分で鶴田とは認め合う仲に。鶴田が義理と人情の板挟みの役処を上手く演じる。天津敏一家には関山耕司・加藤浩・阿波地大輔・江幡髙志・結城哲也。石山一家に国一太郎。ヒロインには桜町弘子で村井国夫の姉御で名前がお竜。天津は桜町にホの字で振られ、結局村井は天津に騙されてなぶり殺しにあって更に炭鉱入札の結果を恨んで鉱山を爆破させるに至り遂に鶴田が天津一家に怒りのドスを手に馬に乗って殴り込む。殴り込み時には鶴田の主題歌は無く勇ましいBGMで乗り込むんでボタ山での殺陣で天津はボタ山の頂上から転がり死ぬ。アラカン親分と石山親分が揃って待田の破門を許すが待田は落盤で死ぬ男涙の任侠編。１９６７年６月１７日〜２８日豊橋東映、併映「日本暗黒史血の抗争」。１９６７年１１月１５日〜１８日銀座東映、併映「続組織暴力」。【サイズ：B2】【年代：１９６７年】
