火垂るの墓

辰己努/白石綾乃、山口朱美

 

説明

ホタルノハカ/原作野坂昭如。脚本・監督高畑勲。スタジオジブリの製作で「となりのトトロ」と2本立てで東宝系で公開。原作者野坂昭如の実体験を基に小説化された物をアニメ化。空襲で親を亡くした14歳の兄と4歳の妹が、引取先の叔母と険悪になり家を出て独立して生きようとするが栄養失調で野垂れ死をする物語。愛情と戦時下社会の狭間でホタルのようにはかなく消えた哀しみを鎮魂する涙なしでは観られない名作。ごく普通の子どもが辿ったであろう物語。日本アニメ大賞グランプリや文化庁優秀映画に指定された。戦争が進むにつれて、2人を邪魔扱いする説教くさい叔母との諍いが絶えなくなる。居心地が悪くなった清太は節子を連れて家を出ることを決心し、近くの満池谷町の貯水池のほとりにある防空壕の中で暮らし始めるが配給も途切れがちになり、情報や近所付き合いもないために思うように食料が得られず、節子は徐々に栄養失調で弱っていく。清太は畑で野菜を盗んだり空襲で無人となった人家から泥棒したりしながら飢えをしのぐ。ある日、川辺で倒れている節子を発見した清太は、病院に連れていくも医者に「滋養を付けるしかない」と言われたため、銀行から貯金を下ろして食料の調達に走る最中に敗戦を知り、父の所属する連合艦隊も壊滅したと聞かされ衝撃を受ける。戦後の物不足の中、清太はやっとの思いで入手した食べ物を節子に食べさせたが既に手遅れで、節子は終戦から7日後の8月22日に短い生涯を閉じる。節子を火葬して荼毘に付した後、あたりにはたくさんの蛍が飛び、清太は節子に「蛍と一緒に天国へいき」と言って節子の白い骨のかけらを拾い集めて防空壕を去る。その清太も栄養失調に侵され、身寄りも無いため三ノ宮駅に寝起の戦災孤児として野垂れ死に、死体は他の死亡した30人の死体と共に荼毘に付され、無縁仏として葬られた。1988年キネマ旬報ベストテン第6位だが同時公開の「となりのトトロ」がベストテン第1位。1988年6月16日~7月17日豊橋西武東宝、併映「となりのトトロ」。【サイズ:B2ポスター2種類】【年代:1988年】