説明
センスイカンクルスクノセイゾンシャタチ/原作:ロバート・ムーア。脚本:ロバート・ロダット。音楽:アレクサンドル・デスプラ。監督:トマス・ヴィンターベア。2000年にロシアで起きた原子力潜水艦事故をモチーフにしたパニック・サスペンス。海底に沈んだ艦内で希望を見いだそうとする乗務員たちや彼らの家族、人命救助に奔走する人々の姿を描くドラマ。原子力潜水艦クルスクは軍事演習のため出航するが、搭載していた魚雷が暴発。司令官ミハイル・アヴラン(マティアス・スーナールツ)は、爆発が起きた区画の封鎖を指示し部下と共に安全な艦尾へ退避するが、艦体は北極海の海底に沈み乗務員118人のうち23人のみが生き残る。異変を察知したイギリス海軍のデイビッド・ラッセル准将(コリン・ファース)が救援を申し出るも、ロシア政府は軍事機密であるクルスクに近づけようとしなかった。艦内の酸素が減っていく中、ミハイルは仲間たちと共に家族のもとへ帰る希望をつなごうとする。残りの酸素が数分しか保たないことを知ったミハイルは乗組員たちと別れの言葉を交わし、「The Sailor’s Band」を歌いながら最期の時を迎える。その後、ラッセルが派遣したダイバーたちがクルスク船内に到着するが、すでに船内は海水であふれ、ミハイルたち乗組員は全員溺死。ムルマンスクの教会でミハイルたちの葬儀が執り行われ、ターニャはミハイルが船内で書き残していた手紙を読み上げる。参列したペトレンコは乗組員の子供たちと握手を交わしていくが、ミハイルの息子ミーシャは握手を拒否し、他国からの救助支援を拒み続けたペトレンコを睨み付ける。それを見た他の子供たちも握手を拒否したため、ペトレンコや幕僚たちは逃げるように教会から出て行く。葬儀終了後、ミーシャはターニャと共に教会を後にするが、基地の補給部門の士官に呼び止められ、ペトレンコの握手を拒否したことを称賛される。士官は出港前にミハイルから受け取った腕時計を、父親の形見としてミーシャに手渡す。クルスク沈没によって71人の子供たちが父親を喪ったことが語られ、物語は幕を閉じる。潜水艦物にはハズレなしの言葉通りの佳作。ロシアの協力が得られないのは当然。2022年4月8日公開、ユナイテッドシネマ豊橋18。【サイズ:B5チラシ】【年代:2022年】