説明
ゲンジクロウサッソウキ ヒケンアゲハチョウ/原作:柴田錬三郎。脚本・監督:伊藤大輔。音楽:高橋半。中村錦之助主演「源氏九郎颯爽記」三部作の完結編。源義経の血を引く美剣士の活躍を描く剣戟篇。冷泉卿の息女である冴姫は、将軍家の息女に召し出されるため、江戸へ向かう行列の中にいた。この行列で運ばれる和歌の秘伝書全三巻を狙い、左手が鉄の義手になっている浪人の左源太(戸上城太郎)が襲いかかった。巻物三巻を盗み出した左源太だったが、白衣の美剣士に「天の巻」と「人の巻」を奪い返されてしまう。美剣士の正体は、源義経の血を引く源氏九郎その人。源氏九郎はその夜、奪い返した二巻を姫の本陣に忍び込み返却。しかし、特に必要なのは「人の巻」から抜き取られた軸であることを知り、源氏九郎は再び目的のものを奪い返しに行く。錦之助が源氏九郎と初音の鼓 二役で戸上城太郎との対決が見所、丹波哲郎の遠山金さんとの共演も珍しいし北沢典子が好演。大川恵子が東映出演最後となる。メリハリのある殺陣がオープニング。後年テレビでの時代劇スペシャルで里見浩太郎と村上秀明が演じた。1962年3月7日~13日豊橋第一東映、併映「愉快な仲間」。1962年6月6日~12日銀座東映、併映「最初が肝心」「ブリテンの誇り」。1962年10月20日~22日豊橋南東映、併映「源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流」「白虎二刀流」。【サイズ:B5時代映画広告】【年代:1962年】