説明
ゲンタシグレ/原作:長谷川伸「抱寝の長脇差」。脚本:比佐芳武。音楽:高橋半。監督:萩原遼。故山中貞雄が処女作品として発表した長谷川伸原作の「抱寝の長脇差」のリメイク。アラカンは戦前からに続く2回目を演じる。十五年振りに故郷へ戻った磯の源太(嵐寛寿郎)が幼馴染みのお露:轟夕起子を助けて横恋慕する悪浪人沢村国太郎を斬ってまた旅へ出る。月形龍之介が大前田英五郎で貫禄をみせてアラカンを助ける役どころ。宮久保一家(香川良介)は伝兵衛宅になぐり込みをかける。お露を奪われ、伝兵衛の屍を前に苦戦を続ける勘太の許へ、大前田英五郎からお露の身請金を無心して駈けつけた源太の長脇差は、沢村国太郎浪人を斬る。源太は、お露の姿に今更の如く愛情を感じたがやくざ渡世のはかなさに源太は、お露と勘太(原健策)との堅気の暮しをすすめ、街道に消えて行く。後年松竹で1959年に高田浩吉主演でリメイク。1953年7月8日〜14日第一東映、併映「栄光何するものぞ」【サイズ:A2地方版】【年代:1953】