渚の白い家

浅丘ルリ子/木村功、大信田礼子、名高達郎、笈田敏夫、かまやつひろし、ゲーリー・マーシャル、ママルナ・ボーデン

説明

ナギサノシロイイエ/原作・脚本・監督:斉藤耕一。脚本:千野晧司。音楽:かまやつひろし、ハープ・オータ。浅丘ルリ子の為のサスペンス映画。夫の転職に伴ってハワイで暮らす妻が、疑惑と妄想の果てに夫への愛を失い、当地の青年と激しい恋に落ちるというサスペンス・メロドラマ。ヒロイン、浅丘ルリ子の恋人役として登場の名高達郎はこれがデビュー作。浅丘ルリ子のファッションも見もの。物語は浅丘ルリ子の浮気行動を不審に思った夫の木村功が尾行を続けていて木村の撮った写真には名高達郎が写っていなかった。木村は全ては浅丘の見た幻覚だったと告げる。その晩、浅丘は遺書を書き、再び海岸に現れた名高に誘われるように海中に姿を消した。翌朝、浅丘の失踪捜査に訪れた現地警察が帰った後、木村は大信田礼子と密かにほくそ笑んだ。全ては二人の関係に邪魔になった浅丘を消すための計画であり、写真はトリック、名高は彼らの手先だった。しかし、アメリカへの逃避行に出掛けようとした彼らが眼にしたのは、車のトランクの中の浅丘の遺体だった。浅丘への真の愛に目覚めた名高が裏切ったのだ。実は浅丘は死んではいなかった。名高におびき出された木村と大信田は射殺され、事件は全て明るみに出た。事情聴取にママルナの許を訪れた警官は、浅丘はむしろ被害者であり、殺人幇助の立件は難しいだろうと彼女に告げた。1978年松竹大コケ映画の代表。1978年4月8日~28日豊橋松竹、併映「大地の子守歌」。4月22日~28日、「砂の器」「波の塔」の3本立て。【サイズ:B2】【年代:1978年】