説明
シミズノサタロウ/原作:陣出達朗。脚本:渡辺哲二、岸王朗。音楽:鈴木静一。監督:酒井辰雄。主題歌:高田浩吉「清水の佐太郎」。高田浩吉主演の股旅時代劇、清水一家不在の清水港を舞台に新徴組を相手に対決する旅鴉と清水次郎長を描く。清水の縄張りを狙う保下田の久六は新徴組と手を握って美寿弥を拐った。佐太郎も久六一派に囲まれたが、お照(嵯峨三智子)に救われた。お照は、佐太郎の腕と度胸に一目ぼれして女房にしてくれと迫る女やくざ。美寿弥の危急を知って佐太郎は救出に向い、彼女を助け出したが剣客藤川(小笠原省吾)のために足を踏みはずして断崖から落ちた。その佐太郎を救けたのはお春だった。一方久六一派の乱暴は傍若を極めた。お照は久六を刺すべくのりこんだが、逆に深傷を負い、それと知って駈けつけた佐太郎の腕に抱かれてこと切れた。その時、藤川が現われ佐太郎と再度の対決となった。が、藤川は突然喀血した。彼に余裕を与える佐太郎。そんな二人の様子を見て、長二郎は佐太郎の真意と新徴組に踊らされていた自分に気づく。殴りこみをかけて来た久六一派を、佐太郎と帰って来てた次郎長はじめ二十八人衆が壊滅させる。次郎長には貫禄の近衛十四郎、養子の長二郎に北上弥太朗。歌手の春日八郎が出演。1958年5月6日~12日豊橋松竹、併映「大自然にはばたく」。1958年11月1日~5日千歳劇場、併映「喜劇駅前旅館」。1960年10月28日~29日二川銀映、併映「紅蜥蜴」「俺は銀座の騎兵隊」。【サイズ:B5時代映画広告】【年代:1958年】