説明
カワチゾロ アバレダコ/原作:今東光。脚本:笠原良三・江崎実生。監督:江崎実生。「河内ぞろ」シリーズ第3作。八百屋・お沢(南田洋子)に入聟になり、スーパーマーケットの社長におさまる仁助(宍戸錠)、藪下の生家で、向うっ気でのしている多度吉(川地民夫)、神戸で貿易商を営む永三(山内賢)の大西三兄弟は、亡父の三回忌でいがみあって村人たちの耳目を集める。仁助が藪下のたんぼで測量を始め団地建設でにぎやかになる将来をみこすマーケット拡張計画であった。多度吉は、地元を荒されてはだまっていられぬと、仁助のもとにどなりこむ。近く海外へ旅に出る永三のとりなしでおさまり、三人は神戸のナイトクラブにくりこむ。仁助と多度吉は、永三のガールフレンドでグラマー歌手・春山ユカにすっかりのぼせあがって、恋のさやあてが始まる。仇敵・ハジキの林蔵が現れ、三人は協力して林蔵の子分を叩きのめす。仁助はマーケット建設計画を一時中止し、テント張りのストリップ興行をうつ決心する。伝え聞いた多度吉も負けじと、同じ目的で動きはじめた。そんなときユカが永三の紹介状を持って多度吉を訪れた。勇躍した多度吉はストリップ一座と契約、仁助もストリップ一座斡旋業の皆川を通じて契約をとりかわす。が、多度吉の子分・源次、仁助の子分・権三郎が、それぞれ悪どい興行主に契約書をだまし盗られ、形勢は逆転。二人は協力して興行することに。そこに林蔵が殴り込みをかけ、二人はまきぞえをくって留置場に。数日後、花嫁姿のユカを従えた永三につまらなそうな仁助と多度吉の顔があった。1965年5月15日~25日千歳日活、併映「大日本チャンバラ伝」。1965年7月7日~13日松竹シネマ、併映「城取り」。【サイズ:B2】【年代:1965年】