説明
エドユウミンデン/監督 萩原遼。殺陣 佐々木小三郎。音楽 米山正夫。戦前山中貞雄監督「河内山宗俊」リメイク。松江藩の重役北村大膳(山茶花究)から将軍家拝領の小柄を盗んだ片岡直次郎(松本錦四郎)が河内山宗俊(近衛十四郎)と組んで松江藩にユスリをかけて姉(青山京子)の身請け費用を工面する。しかし行き違いから再び姉が森田清蔵(沢村国太郎)に捕らわれて片岡が森田屋を殺し追われて、逃がす為に金子市之丞(宇野重吉)と共に森田屋の子分や暗闇の丑松(永田光男)を相手に追手を斬りまくるがやがて捕り方に囲まれて逃げ場を失う。悪党ながら可哀想な姉弟のために侠気で戦うヒーロー像は江戸ッ子の自慢となって世代を超えて贔屓に支えられる。この年近衛は東映に移籍、翌年の1960年には市川右太衛門主演で「天保六花撰 地獄の花道」で映画化、近衛十四郎は森田屋清兵衛で宗俊を盛り立てる役で出演した。尚 豊橋市出身の俳優 富本民平が女衒の彦兵衛で出演している。1959年3月11日〜13日豊橋松竹、併映「未婚」。1959年10月20日〜23日千歳劇場、併映「いつか来た道」【サイズ:B2】【年代:1958】