説明
エドヘヒャクナナジュウリ/原作:山手樹一郎。脚本:笠原良三。音楽:斉藤一郎。監督:森一生。主題歌:五月みどり。市川雷蔵二役主演。津山十万石小森家の世継ぎと瓜二つの浪人が若殿に化けて松平福姫との見合いに代理で出席するがお家騒動に絡んでじゃじゃ馬姫と共に大暴れする明朗時代劇。雷蔵は1962年に11本の映画に出演しているが「忍びの者」シリーズが大ヒット、「眠狂四郎」シリーズが始まるのは翌年の1963年から始まる。東映時代劇に替わって、大映は市川雷蔵と勝新太郎の「勝雷ス」で大映を支える。共演の嵯峨三智子、二人の初顔合せは、昭和二十九年末の“美男剣法”だが、以来、一連のコミックな時代劇を九本、五年に亘って発表、その後五社協定等の理由で大好評を博したこのコンビも惜しまれながら解消、こんど嵯峨が松竹の専属を離れたところでやっと復活をみたもの。人気歌手の五月みどりが出演して主題歌「いゝから いゝから」を歌う。1962年8月12日〜25日丸物会館、併映「宝石泥棒」。1963年1月13日〜14日二川銀映、併映「憎いあんちくしょう」【サイズ:B2ポスター】【年代:1962】