江戸へ帰った退屈男

市川右太衛門/大江美智子、谷崎十郎、高堂国典、武井龍三、中山介二郎、尾形賞二郎

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説明

エドヘカエッタタイクツオトコ/原作:佐々木味津三。脚本・監督:志波西果。佐々木味津三原作の旗本退屈男シリーズの映画化で第4作。1930年から市川右太衛門が戦前・戦後を通じて全30本が製作されている人気シリーズ。劇中で左手前に刀を持った主水之介の構え「諸羽流正眼崩し」は、右太衛門が狭い室内での立ち回りを考慮して編み出したもので、どのアングルから撮影しても姿と構えが映えるスタイル、剣道から言えば逆足だが見栄え意識しての構え。戦後、作を重ねるごとに派手さがエスカレートしていった主水之介の衣装も、「派手な芝居に合わせよう」という右太衛門の意向によるものとのエピソード。昭和初期の暗い世相での豪快さと庶民の味方である早乙女主水之介は人気ものとなり、テレビでも中村竹弥、高橋英樹、平幹二朗の他市川右太衛門と北大路欣也が演じて親子二代で主人公を演じた。この作品は赤穂浪士を絡めて、密かに仇討ちのサポートをする主水之介が描かれる忠臣蔵外伝的な物語。プログラムの世界館という映画館は豊橋市や東三河には戦前・戦後に存在せず、岡崎に戦前存在した「世界館」かも知れない。プログラムに、愛知電鉄や豊川稲荷、湯谷温泉といった表示があるので岡崎世界館が有力である想像。松竹系で1932年(昭和7年)の正月映画として公開。時代から未見作品。【サイズ:A4世界館プログラム&磯辺正男時代劇写真帖スチール】【年代:1932年】