説明
エドノカオヤク/原作:島田一男。脚本:安田重夫、山根優一。音楽:西山登。監督:酒井欣也。伴淳三郎が一癖ある河内山宗俊に扮して殺人事件を解決する天保捕物。一座の花形お春(北条喜久)が、舞台で綱渡りの最中、綱が切れて死んだ。そのお春の守袋から「浜田蔵人、深川染葉の子お春」という臍の緒書が出た。客の騒ぎの中に、この事件に冷笑を投げかけている侍と、さらにこの侍の様子をうかがっているお高祖頭巾の女があった。お春の綱に何者かが刃物を入れていたことから、綱の手入れをする清七に疑いが向けられた。浜田蔵人は今の勘定奉行・伊丹蔵人(市川男女之助)。事件は蔵人の用人神子頼母(海江田譲二)と妻のお由良の陰謀だった。蔵人の養子縫之助とお由良の妹勝代の縁組をすすめるため、邪魔になるお春を殺したのだ。清七が殺された。吉右衛門、お春を直接手にかけたのは、彼らに頼まれた清七だったが、用が足りると殺されたのだ。河内山の大芝居で彼らは捕縛される。1960年3月23日~28日、メトロ松竹、併映「命との対決」「伝七捕物帖幽霊飛脚」。1960年8月17日~21日千歳劇場、併映「嵐を呼ぶ楽団」。【サイズ:B5 時代映画広告】【年代:1960年】