説明
ミンボウノテイオウ/原作:溝口敦。脚本:高田宏治。音楽:小林清宏。監督:和泉聖治。民事介入暴力の実態を描いた裏社会アクション。キャッチ「平成日本に“時限爆弾” 政・財・官・暴 この男の胸ひとつ。 ヤクザ映画の本家・東映が<民事介入暴力>の本当の姿を描いた話題作。」暴力団対策法施行後、ヤクザたちの“シノギ”の場は狭められ、解散・撤退を余儀なくされた。だがその一方で、法の網を喰いちぎり、政・財界に暗躍、「闇世界のドン」としてヤクザ世界に君臨する男がいた。地上げ、不正融資、あらゆる利権の影で、経済ヤクザとしての才能を発揮しつつ、力量を問われるヤクザ社会でも実力を持つ男、東日本に根拠を持つ大和会理事長・江田晋(小林旭)である。人々が「蠍(さそり)」と呼ぶこの主人公・江田の鮮烈な生きざまを軸に、銀行の合併劇、金屏風事件など、実際に起こった事件をリアルなフィクションとして謳い上げ、バブル全盛に培った日本経済の闇の部分で蠢くアンダーマネー、熾烈な暴力抗争の裏側を鋭く捉え、<民事介入暴力>の本当の姿を描き出す。 キャストは小林旭主演、菅原文太、渡瀬恒彦のビッグ3に、七瀬なつみ、芦川よしみの女優陣、丹波哲郎、高松英郎、川地民夫、名高達郎、坂上忍ほか、オールスターが顔を揃えたが興行不振。ビデオは5万本売れて何とかという具合。1993年6月12日豊橋東映シネマ1。【サイズ:B2&新聞広告】【年代:1993年】