説明
サツジンソウサ/脚本:ウーゴ・ピロ、エリオ・ペトリ。音楽:エンニオ・モリコーネ。監督:エリオ・ピトレ。ある殺人課長が犯した殺人によって、警察内部に湧き起ったさまざまな波紋を描いて権力機構の愚かしさを徹底的にあばきたてた作品。ローマ市警の本部長(ジャン・マリア・ボロンテ)が、愛人と口論のあげく、彼女を殺害してしまう。警察の捜査が進む中、彼は自白するが、当局の上層部は誰もそれを認めないそして最後には自分は無実と叫ぶ。権力の甘い罠をテーマにした社会派ドラマとして1971年第43回アカデミー賞外国語映画賞受賞。イタリア映画。1972年9月2日~9月11日広小路スカラ座、併映「狼の賭け」。