殺人に関する短いフィルム

ミロスラフ・バカ/クシシュトフ・グロビシュ、ヤン・テサシ

説明

サツジンニカンスルミジカイフィルム/脚本・監督:クシシュトフ・キエシロフスキー。音楽:ズビグニエフ・ブレイスネル。ポーランド製作のワルシャワが舞台のサスペンス、主題となった戒律は『汝、殺すなかれ』。画面全体に陰影をともなった特徴的な撮影技法が採用されており、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞。弁護士ピョートルと行き場のない若者、ヤチェックの会話が中心。やチェックはカフェを立ち去るとワルシャワを放浪すしタクシーに乗り込んだヤチェックは、衝動的に運転手の首を紐で締め上げる。川べりで停まったタクシーから逃げようとする運転手を、彼は石塊で撲殺する。弁護士となったピョートルとともに法廷に臨むヤチェックに極刑が告げられる。刑場でヤチェックは、自分の子供時代や亡くなった自分の父と事故死した妹のこと、母親に会って欲しいということをピョートルに語りかける。ピョートルとヤチェックの会話は係官に中断され、ヤチェックは絞首刑。刑罰は犯罪抑止につながらない事を悟る。1989年公開だが、1989年1月~9月までは豊橋市未公開。【サイズ:B2】【年代:1989年】