死刑台のメロディ

ジャン・マリア・ボロンテ/リッカルド・クッチョッラ、ミリル・キューザック、ミロ・オージャ、ジェフリー・キーン

説明

シケイダイノメロディ/脚本・監督:ジュリアーノ・モンフルト。脚本:ファブリッィオ・オノーリ。音楽:エンニオ・モリコーネ。主題歌:ジョーン・バエズ。1920年代に起きたアメリカ史の汚点と言われるサッコ=ヴァンゼッティ冤罪事件の映画化。イタリア移民の労働問題が叫ばれていたボストン。靴屋のニコラ・サッコ(クッチョーラ)と魚行商人のバルトロメオ・ヴァンゼッティ(ジャン・マリア・ボロンテ)は密告により逮捕された。だが逮捕の理由は拳銃を携帯していたからではなく、製靴会社の現金強盗殺人犯としてであった。二人はまったく身に覚えがないにも関わらず、次々と提示される証言や証拠は彼らが犯人である事を示していた。やがて裁判が開かれ二人には有罪の判決が下される。人種偏見と思想差別が渦巻く当時の世相の中、スケープゴートとして闇に葬られる二人の男の姿を力強く描き出した傑作で、人間の尊厳を訴えかけるヴォロンテ、クッチョーラ(カンヌ主演男優賞受賞)共に熱演。エンニオ・モリコーネの哀切に満ちたメロディと、ジョーン・バエズの唄う主題歌が効果的。1972年9月30日~10月13日広小路スカラ座、併映ブリジッド・バルドー「ラムの大通り」。【サイズ:B2ポスター2種類】【年代:1972年】