説明
ジロチョウユウキョウデン アマギガラス/脚本・製作:八木保太郎。音楽:松井八郎。監督:マキノ雅弘。戦後1954年に製作再開した日活時代劇の1篇。河津清三郎主演の清水次郎長シリーズ「次郎長外伝 秋葉の火祭り」につづく次郎長遊侠伝第二話。森繁久彌が石松、森健二が大五郎、本郷秀雄が仙右衛門、千明実がブタ松。次郎長は、大五郎、仙右衛門、石松と共に伊豆の南端石廊崎についた。大島に流されていた甲州の吃安(坂東好太郎)が囚徒五名をつれて島を破り、当地に上陸。吃安らは村の娘数名を拐して山へ逃げたというので、村人たちは山狩りをする事になり、次郎長一行もやくざの仁義にはずれた吃安らを怒り、彼らを求めて旅立つ。おせんは何か吃安を助けたい訳がありそうに見えた。吃安は娘たちを拐すと見せかけ、その際に逃げたのである。湯が島についた次郎長一行は、秋葉で別れた旅役者お時に出会う。その宿には吃安が身内の政五郎と二人、商人に身を変えていた。次郎長は吃安にとっては弟分の仇だが仁義を通す。次郎長も頼まれて役人の中を巧みに吃安らを逃がす。駅前に豊橋日活が開館するのは1955年の年末で、当時日活作品の上映は豊橋国際劇場で新東宝作品と併映で公開されていた。1955年5月25日~31日豊橋国際劇場、併映「男一匹」。【サイズ:プレス】【年代:1955年】