説明
ヤギュウブゲイチョウ ヨザクラヒケン/監督井沢雅彦。殺陣 谷俊夫。東映版近衛十四郎の柳生十兵衛シリーズ第二作。「柳生武芸帳」とほぼ同キャストで制作された続編。柳生武芸帳を奪い幕府転覆を謀る老中土井大炊守(阿部九州男)と疋田蔭流の陰謀、対するは老中 永井信濃守(里見浩太郎)と柳生一族。十兵衛に向かう剣豪は弓削三太夫で当時近衛の付き人だった阿波地大輔が抜擢された。ラストは土井屋敷での大チャンバラで近衛は片手二刀流で50〜60名ぐらい斬るがまだ両目。品川隆二と尾上鯉之助が霞忍者兄弟、殺陣場面を観ると里見も頑張っているが、何せ近衛のスピードが如何に速いかがよくわかる。まだ明るく楽しい東映映画の名残が残る。前作で若侍を演じた山城新伍が今作では将軍家光で登場。ニュー東映作品。1961年3月22日〜28日豊橋国際、併映「東京の夜は泣いている」。1962年3月28日〜30日南東映、併映「地獄の炎」【サイズ:B2】【年代:1961】