説明
ツキガタハンペイタ/原作:行友李風。脚本:衣笠貞之助、犬塚稔。音楽:斎藤一郎。監督:衣笠貞之助。行友李風が新国劇のために書き下ろした同名戯曲を、衣笠貞之助が1926年版に続き二度目の映画化。脚本は衣笠と「折鶴七変化」の犬塚稔が共同で執筆した。長谷川一夫以下大映専属のスターが勢揃いした豪華なキャスティングも話題になり興行も大ヒットして1956年興行ベストテン第8位。ちなみに月形半平太のモデルは筑前藩の月形洗蔵と土佐藩の武市半平太といわれている。維新前夜の京都。長州藩士の月形半平太は、勤皇派でありながら開国論を唱えていたため、同志からも裏切り者と見なされていた。半平太を頼って京都を訪れた早瀬辰馬(市川雷蔵)は、同郷の長州浪士たちから半平太の悪評を聞かされ驚く。辰馬は見廻組の組頭を斬り殺すが、半平太から早計を戒められ、彼のもとを離れ長州浪士たちと合流する。長谷川一夫は大映ドル箱スターの一枚看板。1956年10月公開当時は、豊橋での大映封切館の丸物会館が改装休館中で上映出来なかった。結果1957年5月に千歳劇場で豊橋初公開。月形半平太は1952年松竹で市川右太衛門、1958年東映「新選組」で大友柳太朗、1961年東映で大川橋藏「月形半平太」に長谷川版の4回銀幕に登場したが、長谷川版がニンで橋蔵が続く。1957年5月11日~16日千歳劇場、併映「青い夜霧の港町」。【サイズ:B5 時代映画広告】【年代:1956年】