説明
アバレンボウカイドウ/近松門左衛門の浄瑠璃「重の井の子別れ」の映画化。脚本依田義賢、監督内田叶夢。不義の子として生まれた赤ん坊が里子に出されて12年経過、母親山田五十鈴は丹波国の城中に乳母として、父親は浪人暮らしで別れた子供を探す旅暮らし。やがて馬子三吉として育った子と出会う事から悲劇が始まる、親子が出会う時は父親がいないという結末で佐野周二の時代劇が珍しい。封建社会の生んだ悲劇を内田監督が見事に映画化。1957年2月19日〜24日第一東映、併映「警視庁物語白昼魔」。1957年7月30日〜8月8日銀座東映、併映「風雲黒潮丸大会」【サイズ:B2】【年代:1957】