説明
アンコクガイノカオヤク ジュウイチニンノギャング/脚本・監督:石井輝男。音楽:八木正生。キャッチ「最後に笑うのは俺さ!汚れた金に群がり命を張った11人が挑む地獄のサバイバル!! 」。血で血を洗う赤裸々なギャングの生態を描き、支持を得た石井輝男監督の東映ギャングシリーズの決定版。高倉健、鶴田浩二、丹波哲郎ら東映現代劇オールスターを配し、1963年の正月映画として公開され大ヒットした娯楽大作。浜松に在る大工場の給与強奪計画をめぐって、計画に参加した11人のギャングが、あわよくば大金を独り占めにしようと互いに欲望の牙を剥き、自ら掘った墓穴に身を投じてもがく姿を凄絶に描くアクション。冒頭のタイトルから配役クレジットは東海道本線の空撮、国鉄浜松駅、浜松城、当時の浜松市民プールや海岸・浜名湖でロケ。石井輝男監督なので三原葉子が艶やかに出演。権藤(鶴田浩二)と別当(杉浦直樹)が、ある企業の給料の袋詰め作業を襲い、現金を強奪しようと綿密な計画を立てていた。昔の仲間(江原真二郎や待田京介・高英夫)、借金に苦しむ女社長(木暮実千代)と用心棒(丹波哲郎)、定期便の運転手(高倉健)など、人員を集め、用意周到、完璧な絵図を描いていたが、キャバレーの女給まゆみ(三原葉子)が男たちに関わったことにより浜松のボス安部徹や梅宮辰夫一派が絡んでくる。高倉健は定期便の運転手として雇われることになる沢上役で出演、まだこの頃は2枚目半的な少し冴えない男を演じていて、とても興味深い。権藤役を演じた鶴田浩二との対比がより鮮明に対比。決して美人とは言えない三原葉子は(映画の中で、杉浦直樹の別当も述べている)男がそばに置いておきたい、いい女を演じて魅力的。綿密な犯罪計画、人数集め、スポンサー捜し、そして実行、という展開は「オーシャンズ11」。結果はまさに天国と地獄ほどの差があり全員死亡する結末で現金は警察に渡り「終」。男の心意気を捉えた映画はリメイクされる。1960年「オーシャンと十一人の仲間」、2001年「オーシャンズ11」、2004年「オーシャンズ12」、2007年「オーシャンズ13」と続いていく。1963年1月15日~22日豊橋第一東映、併映 中村錦之助「一心太助 男一匹道中記」。1963年3月20日~26日銀座東映、併映「勢揃い東海道」。1963年8月14日~17日南東映、併映「黄門社長漫遊記 安来節道中」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1963年】