昭和残侠伝 血染めの唐獅子

高倉 健/池部良、藤純子、牧紀子、宮城千賀子、清川虹子、河津清三郎、水島道太郎、金子信雄、天津敏、加藤嘉、沢彰謙、大村文武、小林勝彦、津川雅彦、曽根晴美、山城新伍

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説明

ショウワザンキョウデン チゾメノカラジシ/脚本鈴木則文・鳥居元宏。監督マキノ雅弘。シリーズ第4作、この作品から花田秀次郎と風間重吉のコンビ道行きが始まり、純子が池部の妹で健さんと結ばれる。悪役陣に河津清三郎・天津敏・金子信雄。マキノ雅弘監督初メガホンのシリーズ、この映画では秀次郎は火消しでヤクザではない。昭和初期、東京博覧会の会場建設を火消し一家が請け負った事に建設業に乗り出したヤクザ一家河津清三郎が利権狙いで妨害する。ドラマの重要な部分で「木遣り唄」が登場して盛り上げるのだが、火消しのシンボル「纏」と火消しの根性を見事に捉えるのは「日本侠客伝」と同様にマキノ監督の独壇場。両作品とも健さんが兵隊から戻り組の窮状を救う小頭として颯爽、ラスト殴り込みが終わり手錠姿の健さんが上半身に纏った羽織がスルリと落ちたら唐獅子牡丹の刺青が現れて、藤純子が背中に着物を掛ける場面がホロリ。殴り込みの道行きに流れる「唐獅子牡丹」を何度唄ったか、、、。そして健さんと池部良と津川雅彦とで掛け声と共に始まる殺陣の格好良さ。高校時代の熱い思い出の作品は忘れがたい。1967年7月8日〜20日豊橋東映、併映「博奕打ち不死身の勝負」。1967年12月7日〜8日銀座東映、併映「北海遊侠伝」。2014年第13回とよはしまちなかスロータウン映画祭で上映。【サイズ:B2】【年代:1967】