昭和極道史

梅宮 辰夫/丹波哲郎、加賀まり子、渡瀬恒彦、待田京介、金子信雄、渡辺文雄、高宮敬二、見明凡太郎、中田博久、八名信夫、藤山浩二、潮健児、小林稔侍、

説明

ショウワゴクドウシ/原作:村上和彦 特集漫画トピックス。脚本:松本功・山本英明。音楽:伊部晴美 技闘:久地明 監督:佐伯清。梅宮辰夫主演。義理のために堪える義侠心の強い筋金入りの男の魅力を描くハード任侠。現代社会で義侠心の強い男達を描き辰兄いとしてのソフトタッチは薄い。五年の刑期を終えた沢木(梅宮辰夫)を出迎えたのは刑務所仲間の関西昭栄会若衆頭・中原(待田京介)。沢木は足を洗うつもりだったが、中原の好意を無にできず、昭栄会々長・成島栄之助(見明凡太郎)の世話を受ける。関東進出の野望がある成島は、沢木に東京行きを命じる。沢木は安川(潮健児)を連れ、五年振りに東京に戻る。錦糸町界隈は、城東睦という連合会を組織する大関(渡辺文雄)と縁を結んだ岩佐組々長・岩佐東一郎(金子信雄)が仕切っていた。沢木は大関の賭場で、女胴師・坂口美佐(加賀まりこ)と知り合う。美佐は夜桜の美佐と異名を取る凄腕の女胴師だが、亀戸に一家を張っていた榊組の代貸の娘で親兄弟とも大関組との抗争の際殺され、沢木同様秘かに大関を狙っていた。沢木は町の愚連隊・五郎たちを手なづけ、関西昭栄会の看板を掲げた。そんな時沢木は神谷(渡瀬恒彦)と再会。神谷は五年前、負傷した時に岩佐に助けられ、それ以来岩佐に対して義理があった。いつかは対決しなければならない。二人を心配していたのは、元吉井組の代貸で今は建設会社を経営する五代義久(丹波哲郎)。沢木の働きによって昭栄会の東京進出の地盤が固ったところで、中原が上京。大関は岩佐の命と引き替えに、昭栄会との結縁に成功した。昭栄会と大関との手打ちを知った沢木と神谷は、その卑劣さに憎悪を覚える。成島にとって、沢木たちは邪魔な存在となり、沫殺すべく執拗に追い二人を隠まった堅気の丹波哲郎と小林稔侍を殺してしまう。渡世から足を洗った五代まで巻添えにされ、沢木と神谷の怒りが爆発。怒りのドスを振う沢木と拳銃を乱射する神谷、そして父の仇と大関に迫る美佐が次々と血しぶきを上げていくが皆死んでいく。流石の隆盛を誇った任侠路線も下降気味となり、鶴田・高倉の興行力が落ち込んできた時期に「不良番長」シリーズで根強い人気の梅宮辰夫を再度ハード路線で現代任侠を描くが梅宮辰夫に正統派任侠イメージは遠くになりにけり。高宮敬二は金子の代貸で渡辺文雄に寝返る役どころ、八名信夫は待田の子分。1972年10月12日〜24日豊橋東映、併映「着流し百人」「先天性淫婦」。【サイズ:B2】【年代:1972】