日本女侠伝 鉄火芸者

藤 純子/菅原文太、伴淳三郎、曽我廼家明蝶、藤山寛美、弓恵子、正司照江、佐々木愛、安部徹、高宮敬二、山本麟一、玉川良一、楠本健二、唐沢民賢、川谷拓三

説明

ニッポンジョキョウデン テッカゲイシャ/脚本 笠原和夫。音楽 木下忠司。殺陣 上野隆三。監督 山下耕作。シリーズ第3作。タイトルバックは純子の艶やかな踊りから始まる。深川辰巳芸者 小静に扮する藤純子が艶やかなこと。弓恵子が先輩芸者、純子の旦那が米問屋 浅井に曽我廼家明蝶、踊りの師匠が何と藤山寛美、元子爵の伴淳三郎、昔世話になった元板前の菅原文太との絡みもあり鉄火と惚れる心の両面を上手く演じる。舞台は大正の中頃、米不足に乗じてコメの買い占めを諮る悪玉ヤクザ 安部徹と右翼山本麟一に対抗する菅原文太。純子はドスも取らない。羽織会「保名」の踊りで表現する。羽織会が終わったら曽我廼家明蝶は純子を後妻に迎えたいと告白したが、純子には10年前に手籠めにされそうになり自殺しようとした時、助けて貰い励ましてくれた文太がくれた守り袋を大事にしていた。10年前の文太との経緯となる雪のセットが美しい。任侠道の文太も悪くない1970年の東映お盆映画。1970年8月1日〜13日豊橋東映、併映「不良番長出たとこ勝負」。【サイズ:B2】【年代:1970】