説明
ニホンヤクザデン ソウチョウヘノミチ/原作藤原審爾「総長への道」。脚本高田宏治。監督マキノ雅弘。関東前田一家総長近衛十四郎の跡目争いをオールスターで描くが爛熟期の任侠映画としては爽快さに欠ける。野川由美子をめぐる健さん・若山富三郎兄弟分の三角関係と義理のしがらみが強いので我慢劇がすっきりしない。天津敏・遠藤辰雄の悪役コンビ側に鶴田浩二がいて渡世上の義理で鶴田と健さんが対決、ラストには健さんと誤解の解けた若山が助っ人で殴り込んで悪党一家を叩っ斬る。松方弘樹が大映レンタルから2年振りに東映復帰した作品になる。1971年3月6日〜19日豊橋東映、併映「ずべ公番長はまぐれ数え唄」。1971年6月30日〜7月6日松竹シネマ、併映「内海の輪」【サイズ:B2】【年代:1971】