説明
ハタモトタイクツオトコ ナゾノアンサツタイ/監督:松田定次。旗本退屈男シリーズ27作。五代将軍綱吉黒川弥太郎の暗殺を企む尾張大納言德川邦宗(山村總)の大陰謀を未然に防ぐ退屈男。尾張藩梟の森での忍者集団との殺陣のキレと名古屋城大広間での能舞台を含む釣天井仕掛けからの月形竜之介との殺陣が見物。進藤英太郎が主水之介用人笹尾喜内、月形龍之介が尾張藩家老、薄田研二が尾張藩作事奉行で釣天井秘密を知る重要人物、里見浩太郎が尾張藩若侍に扮して盛り上げ。何と言っても山形勲の尾張忍者の頭領が出色で主水之介と尾張での対決が中盤の見所。次が名古城大広間の能舞台での右太衛門大芝居。将軍の命を救って尾張邦宗は自決して德川本家と尾張を救い天下安泰を将軍に言上する場面を見ると、つくづく旗本退屈男は市川右太衛門の十八番だと感じる作品。後年テレビ時代劇で息子の北大路欣也が右太衛門が着用した衣装で主水之介を演じたが比較は出来まい。1960年6月28日〜7月4日銀座東映、併映「親鸞」続映。1960年12月18日〜22日銀座東映、併映「少年猿飛佐助」。1961年1月3日〜7日南東映、併映「ふり袖太鼓」【サイズ:B2地方版】【年代:1960】