説明
ハタモトタイクツオトコ ナゾノユウレイセン/脚本:比佐芳武。音楽:深井史郎。監督:松田定次。旗本退屈男シリーズ20本目にして初の総天然色イーストマン東映カラーで製作された1956年お盆番組。薩摩藩と琉球王国との密貿易に絡んで琉球に飛ぶ退屈男。島津公に江原真二郎、正義派の薩摩藩家老平田監物が薄田研二、琉球の姫を守る為に息女として付く薄田の娘に高千穗ひづる、悪ボスは山形勲、進藤英太郎、神田隆など。妹菊路には田代百合子。退屈男は、幕府の命で薩摩、琉球の交流見聞が使命である。怪事件は相次いで発生。王子の付人で監物の娘里枝(高千穂ひづる)の使者がハブ毒の吹矢で射殺。真相糾明に琉球へ渡る監物と二番家老大迫(原健策)。退屈男も後を追う。琉球では在番奉行の行方不明、尚貞王(三島雅夫)の苦悶の情。山中で巫女のキトウを受ける王子と、王の一族阿麻和利(進藤英太郎)の歓待に拘わらず、監物の疑惑は深まるばかり。一方、舞姫百踏の家に旅装を解いた退屈男。その夜、退屈男を、襲撃する怪人の一隊。一人を捕えて見れば阿麻和利一味。かくて、退屈男七面八臂の活躍は、遂に王宮の悪者追討の挙となる。陣屋に捕われていた王子や里枝も救われた。だが哀れ里枝は深傷を負い世を去った。今は亡んだ阿麻和利一味の謀略から王子を守らんと、狂乱を装おわせたけなげさ。遠く去る琉球の島に手をかざし、亡き娘の面影を胸に秘める監物、その側には退屈男の姿。屋敷で進藤英太郎を倒し、陣屋でのチャンバラと二段構えの為にチャンバラ場面が長いのが印象的で右太衛門もよく走る。映画観賞料金が100円近い時代の配収は約1億9千万円で、1956年度の邦画配収ランキング第5位の大ヒット。1956年8月7日~14日第一東映、併映「風雲黒潮丸」。1956年12月28日~1957年1月2日銀座東映、併映「おしどり囃子」。1958年3月11日~14日銀座東映、併映「妖蛇の魔殿」。【サイズ:雑誌明星 裏表紙】【年代:1956】




