説明
ハタモトタイクツオトコ ナゾノフクマデン/原作:佐々木味津三。脚本:高岩肇。音楽:白木義信。監督:佐々木康。市川右太衛門十八番の旗本退屈男シリーズは1950年代の正月かお盆映画の稼ぎ時に公開された人気シリーズだった。京に上った旗本退屈男が、南蛮渡りの秘宝を狙う大盗賊団と悪政重なる京都所司代(佐々木孝丸)を相手に大暴れする痛快時代劇。山室幽斎(進藤英太郎)なる人物が浮んで来た。退屈男は源八の娘おしづを山室邸に女中として住込ませた。彼女の調査と能舞台工事のために山室邸に入ったきり帰らない職人達の噂をきいた退屈男は折から彼を訪ねて来た山室の娘幾野に幽斎の悪事を明らかにした。能舞台披露の日、山室邸に現われた退屈男は舞台下に隠された南蛮船の財宝を暴く。幽斎は退屈男に追われて抜け穴から所司代邸に逃れた。全てを知った退屈男は所司代の悪政をも暴き幽斎一味を斬った。東海道を行きながら退屈男は乱斗の最中に彼をかばって銃弾倒れた敵の娘幾野(若山セツ子)の哀れな女心を思い出す。1955年8月14日~20日豊橋第一東映、併映「魚河岸の石松マンボ石松踊り」。1957年2月26日~3月4日銀座東映、併映「暴力街」。【サイズ:B5 雑誌時代映画広告&スチール写真&雑誌時代映画表紙】【年代:1955年】