説明
シンセングミシマツキ/原作:子母沢寛。脚本:星川清司。音楽:斉藤一郎。殺陣:宮内昌平。監督:三隅研次。幕末の京都、近藤勇にほれ込んで新選組に入隊した青年武士山崎丞がそのひたむきな情熱を「誠」に掛ける異色時代劇。原作にほれ込んだ市川雷蔵が主演を買って出たという逸話、若山富三郎の近藤勇、天知茂の土方歳三は何れも適役の1963年の大映正月映画。脚本の星川清司は初の大映シナリオでこの後数々の作品を誕生させた三隅・市川・星川の初トリオ作品。新選組結成から芹沢鴨の粛清と新選組の池田屋斬り込み事件を背景にして 密偵となった山﨑と近藤・土方の結びつきが強くなるドラマになっている。ヒロインは藤村志保で山﨑の恋人。芹沢鴨に田崎潤、新美錦に須賀不二男、沖田荘司に松本錦四郎。数ある新選組映画の中でも秀作の1本。特に池田屋斬り込みに対して判断基準での土方と山﨑、土方と近藤、山崎と近藤の対比がドラマに反映して池田屋事件へ向かう。ここでの天知茂と市川雷蔵は3年後1966年「眠狂四郎無頼剣」で改めて対比の対象となるコンビ。若山富三郎は1962年に東映から大映に移籍し、この作品での近藤勇役は生涯での代表作となる出来具合。又雷蔵も好演だが、若山富三郎と天知茂の元新東宝コンビと市川雷蔵の演技が魅力。1963年1月3日〜12日丸物会館、併映「第三の悪名」。1963年5月25日〜27日二川銀映、併映「拳銃は俺の淋しい男の歌さ」【サイズ:B2】【年代:1963】