説明
シン・ヘイケモノガタリ ヨシナカヲメグルサンニンノオンナ/原作:吉川英治。脚本:成沢昌成、辻久一、衣笠貞之助。音楽:斎藤一郎。監督:衣笠貞之助。「新平家物語」3部作のうち第2部。長谷川一夫が木曽義仲を演じて京マチ子・山本富士子・高峰秀子と共演した時代浪漫。清盛の歿後ようやく秋風落莫、頼朝はじめ諸国の源氏は平家打倒の狼煙をあげたが、木曽義仲は信越の精鋭を率いて北陸路を席捲、越中砺波山に平維盛の軍と対峙した。折しも頼朝からの急使和田義盛に嫡子義高を渡した義仲は、林の中で巴の手に属している女兵山吹の野性的な美しさにうたれ、思わず抱きしめるのだった。頼朝を憎んで鎌倉の陣を脱けた叔父新宮行家が義仲に合流した頃、本陣にひかれて来たのは義仲にとって命の恩人斎藤別当実盛で、義仲は鄭重に敵陣へ送り返した。戦機熟するとみるや、義仲は奇略を用いて敵の大軍を砺波山の谷間に敗走させたが、その戦さで巴は平家の一武将を斃した。それは髪を黒く染めた実盛であった。1956年1月22日~28日丸物会館、併映「ディズニー海底の秘密」。1956年11月15日~21日千歳劇場、併映「柔道開眼」。【サイズ:B5時代映画広告】【年代:1956年】