説明
シンジュクノヨタモノ／脚本：村尾昭。技斗：久地明。音楽：津島利章。監督：高桑信。主題歌：菅原文太「新宿の与太者」。ムショ帰りの菅原文太と佐藤允が組んで新宿で愚連隊を結成してのし上がるが同じ新宿内のヤクザ同志の争いに巻込まれ、ハジキ出された与太者が組織にむき出しの闘志で挑む現代任侠。勝又五郎（菅原文太）らは郷原組（葉山良治）に圧力をかける、郷原は関水（金子信雄）に泣きついたが勝又は関水の甘い誘いを蹴った。北見は、力は力で対抗しようとする勝又の行き方に疑問を感じる。北見は関水に接近。その頃弟分の高山（山城新伍）の母親ひさ（笠置シズ子）が、倒産目当てのマンションになけなしの財産を次ぎこんで破産し、ショックで死んだ。勝又は、そのマンション倒産事件の蔭で関水が糸をひいていることを嗅ぎつける。からくりを知るマンションの経理課長を捕えて、取引きしようとする勝又に対し、関水は北見を人質にして交換を申しでた。勝又の意図を挫折させてしまった北見は、関水会に殴りこみ殺される。苦労を共にしてきた兄弟分や子分達が殺されて勝又の怒りは爆発、勝又が郷原と関水を斬り殺したのはそれから数日後のことたった。悪ボス側に金子信雄・葉山良二・南広・関山耕司・八名信夫・佐藤京一・佐藤晨也、。若山富三郎が葬式場面から登場して貫禄親分役で文太と佐藤允に道を諭す特別出演。新宿歩行者天国風景など時代性があり文太が金子・葉山・南を殺す場面が撮影される。１９７０年１２月１８日～２９日豊橋東映、併映「侠客の掟」リバイバル。１９７１年４月１４日～２０日松竹シネマ、併映「いいものあげる」。【サイズ：B2】【年代：1970】
