新仁義なき戦い

菅原文太/若山富三郎、松方弘樹、安藤昇、宍戸錠、渡瀬恒彦、金子信雄、中原早苗、松尾和子、池玲子、田中邦衛、睦五郎、菅井きん、橘麻紀、山城新伍、名和宏、中谷一郎、室田日出男、川谷拓三、志賀勝、八名信夫、国一太郎、汐路章、阿波地大輔、佐藤京一、誠直也

説明

シンジンギナキタタカイ/原作:飯干晃一 脚本:神波史男、荒井美三雄 音楽:津島利章 技闘:上野隆三 監督:深作欣二  「仁義なき戦い」シリーズ全5部作の後を継ぎ、深作欣二監督・菅原文太主演で装いも新たに製作された新シリーズの第一部。昭和25年。呉市で敵対する土田組の組長(鈴木金哉)を襲った山守組の三好万亀夫(菅原文太)が逮捕。この時に流れているのが「異国の丘」。8年の刑務所生活の間に、山守組は肥大化し三つの派閥に分かれていた。組長を支える坂上(田中邦衛)派、山守を凌ぐ勢いの青木(若山富三郎)派、そして中立的立場の難波(中谷一郎)派。三好が出所し祝宴が開催されるが、派閥の代表が顔をそろえ三好を仲間に引き入れようと画策。難波は広島最大の海津組(安藤昇)に接近、組長に加勢しようとするが、それを知った青木派に殺害されてしまう。青木は海津組に近づき、山守組との対立を深める。前シリーズと異なるのは、登場人物の性格描写に主眼を置いた演出が為されていること、クライマックスである「青木襲撃事件」を松方弘樹扮する関側からの視点で描く等の違いがある。深作は映画製作中に「人間の弱さ、醜さ、おかしさを徹底して追及してみたい」と述べている(キネマ旬報)。青木(若山富三郎)は親分・山守(金子信雄)に圧力をかけ、無理やり引退に追いやった。そして難波組の跡目継承にも介入し、自分の意に沿う難波組若頭・野崎満州男(室田日出男)を強引に難波組長に据え、これに反対する関(松方弘樹)を襲撃、重傷を負わせた。山守は引退したが復権を虎視眈々と狙い、青木に面従腹背の組幹部・坂上元を動かす。坂上は、関の子分たちに青木への報復・殺害をそそのかす。坂上は三好にも接触し、青木暗殺に協力するよう求める。三好は山守の魂胆を見抜くが、自分の将来を考え青木暗殺を支援することを決める。青木殺害の計画が決まったにもかかわらず、坂上はなかなか実行に移さない。しびれを切らせた三好は坂上を詰問。坂上は海津組が背後にいるので青木を殺害できないと言い訳。三好は指を詰め海津にさし出し、青木の後楯を立ち切らせておいて、子分の北見(渡瀬恒彦)を介して関の子分達(川谷拓三・志賀勝等)に青木襲撃の策をさずけた。1959年(昭和34年)秋、青木の主催する和田弘とマヒナスターズ興行開催の白昼、関の子分達が青木を襲撃。激しい銃撃戦の末、深手を負い、よろめきながら逃げようとする青木の目の前に、襲撃の傷が治らず松葉杖で体を支える関が現れる。命乞いする青木に対し、関は弾が尽きるまで拳銃を発射し、とどめを刺す。数日後、山守宅で祝盃があげられ、山守は三好を日本一の極道と称賛。かくて三好は山守組幹部として復権する内容。東映の正月興行第一弾は、1966年「網走番外地北海篇」~1973年「ゴルゴ13」まで9年連続で高倉健作品が務めてきたが、初めて菅原文太・深作欣二コンビが第一弾となり、高倉健「日本任侠道激突篇」は第2弾。文太の情婦:池玲子、山守の妻:中原早苗、文太の子分:渡瀬恒彦、若山の女房:歌手の松尾和子、若山の兄弟分で梅毒患者に宍戸錠、若山子分に睦五郎・八名信夫・西田良・佐藤京一・誠直也。誠直也の母親:菅井きん、松方の子分に川谷拓三・志賀勝、安藤昇の子分に阿波地大輔、その他名和宏や山城新伍、国一太郎、橘麻紀など賑やかな顔ぶれ。文太と若山と金子、松方と若山、若山と金子、松方と文太、金子と文太の関係で若山と文太の感情が爆発する。音楽は前シリーズと同様。タイトルTOPは文太 2番手松方弘樹が1枚、3番手に渡瀬恒彦・池玲子、次に女優陣中原早苗・小泉洋子・橘真紀・松尾和子、そして睦五郎・室田日出男・菅井きん・名和宏・遠藤辰雄、止め3つ前 宍戸錠・山城新伍・中谷一郎、止め2つ前 金子信雄・田中邦衛 止め前 安藤昇1枚、止め若山富三郎。90分。1974年12月28日~1975年1月14日豊橋東映、併映 千葉真一「直撃地獄拳 大逆転」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1974年】